はじめに コードコンプリートなどで有名な、スティーブ・マコネル氏のMore Effective Agile の和訳版を読んだので、その簡単な書評とメモを書く。 書評 非常に現実目線のアジャイル書籍。アジャイルの書籍は、アジャイルを当然のことながら推している人によって書かれている書籍が多いが、この書籍は完全に傾倒するのではなく、実際にソフトウェア開発に応用してみた経験から書かれている。そのため、読んでいると、「あぁ、たしかにこれあったな」「ここは悩むところだった」という点についてうなずきながら読める。 悩むところの一例をあげると、完了の定義(Definition of Done)ってどうすればいいんだろうってのがある。本書では、次のような具体例を載せているので、「このぐらいの粒度で決めていくのか」と現実に応用する場合に非常に参考になる。 - コードレビューを通過している - 静的コード解析を