第2次岸田改造内閣で、過去にLGBTなど性的少数者を巡る差別的な発言などが問題となってきた杉田水脈(すぎた・みお)氏(55)が総務政務官に起用されたことに、ネットなどで抗議の声が上がっている。杉田氏は15日の就任記者会見で「過去に多様性を否定したことも、性的マイノリティーを差別したこともない」と述べたが、実際はどうなのか。過去の発言を振り返った。【中嶋真希、大野友嘉子】
県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」は根拠がなく、人権を侵害し憲法違反だとして、高松市出身の男子大学生(18)と母親が県に計160万円の損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が14日、高松地裁(天野智子裁判長)であった。県側はネット・ゲーム依存症の予防の必要性を指摘するなど、原告側の主張に全面的に反論した。 原告側は「ネット・ゲーム依存症という病気は存在しない」として、18歳未満のゲーム時間を1日60分までと定めた条例の科学的な根拠を否定。これに対し、県側は準備書面で、アルコールやギャンブル依存症などと同じように「明確な定義づけは医療の現場でもいまだなされていない」とした上で、「複数の医師らがネット・ゲーム依存症は予防が重要としており、専門治療施設もある」と指摘。病気かどうかにかかわらず、過度のゲー…
「総合的・俯瞰(ふかん)的」「多様性」「バランス」「既得権益」……。日本学術会議の任命拒否問題を巡っては、菅義偉首相が抽象的なフレーズを繰り返す場面が目立つ。具体性を著しく欠いた国のトップの説明は、日本語の専門家にはどう映っているのだろうか。国語学者の金田一秀穂さんは「本来的な意味での『姑息』(こそく)」と指摘し、政権が打ち出す政策にも相通ずるものがあるとみる。【金志尚/統合デジタル取材センター】 「何も考えていないんだろうな、この人は」 ――菅さんは抽象的な言葉が多い印象です。どう見ていますか。 ◆あまり考えた発言とは思えないですね。その場その場をしのげればいいと思っているんでしょう。(学術会議について)「女性が少ない」とか「私立大所属が少ない」「既得権益」とか、思いついたことをとりあえず言っている感じですね。これらは中身を伴わない、何の意味もない言葉です。「何も考えていないんだろうな、
渋谷の路上で警察官2人に押さえ込まれるなどして首に全治1カ月のけがをし、抗議デモに参加するトルコ出身のクルド人男性(中央)=東京都渋谷区で2020年5月30日、後藤由耶撮影 東京都渋谷区の路上で警察官2人に押さえ込まれるなどして首に全治1カ月のけがをした外国人男性(33)を巡り、30日、市民らによる警察への抗議デモがあった。一緒にいた友人が撮影した動画がインターネットを通じて拡散したことで約200人が集まり、警視庁渋谷署前などで「外国人を差別するな」などと声を上げた。 けがをしたのはトルコ出身のクルド人男性。15年前に来日し、定住者ビザを得て、飲食店で働いている。男性は27日、氏名不詳の警官2人を特別公務員暴行陵虐致傷罪で東京地検に刑事告訴した。男性は毎日新聞の取材に「交通違反も何もしていないのに、外国人というだけでひどいことをされた。外国人だから、話も聞かずに乱暴することが許されていいの
クックパッドの佐藤さんが自作したキーボードはさまざまな色に光る=同社本社で2020年3月2日、小川祐希撮影 <くらしナビ・ライフスタイル> パソコン用のキーボードを自作する人が増えている。左右二つに分割されたものや赤や青、黄などさまざまな色に光るもの、キーの打ち心地を追求したり、見た目にこだわったりと目的もさまざまだ。東京都内には自作用の部品を扱う専門店も開業した。 ●SNSから流行 会計ソフト製作会社「freee」(フリー、東京都品川区)のエンジニア、山本伶さん(31)は2年前からキーボードの自作を始め、分割タイプを愛用する。通常のキーボードでは、入力時に両手が体の正面に来るため背中が丸まってしまうが、分割タイプでは両手を左右に広げて入力できるため、背筋が伸びる。「姿勢が良くなって肩が凝りにくい」と、自作キーボードが手放せない。入社1年目の中村潤さん(25)も「週末はネットで自作用の新し
東京都教育委員会は、すべての都立中学校と高校に対し、生徒の生まれつきの髪を黒く染めさせる指導を禁止する通知を出した。これまでも黒染め指導をしないよう各校に口頭で求めてきたが、不適切な指導が根強く残っているとの指摘を受け、禁止の考えを文書で明確に示すことにした。 通知は4日付。問題行動に対する指導も含…
ブルボン(新潟県柏崎市)は9月17日出荷分から、「ルマンド」「アルフォート」など、ビスケット商品の一部の内容量を減らすと発表した。出荷価格は据え置く。実質的な値上げで、原材料や燃料、輸送費などの値上がりで、自助努力でのコスト吸収が困難になったという。 対象となるのは5商品。現在13本入りの「ルマン…
合格通知書を手に「紙をいただいてうれしかったのは久しぶり」と笑顔を見せる高木さん=北海道釧路市で、平山公崇撮影 北海道釧路市の釧路工業高等専門学校に今春、61歳の新入生が入学する。市職員を昨年3月に定年退職した高木亨さん。ソフト開発について学ぼうと本科(5年)の一般入試に挑戦して合格した。4月から、15歳のクラスメートと机を並べる。 高木さんは小樽商大を卒業後、市役所に入った。学校教育部長のとき、学習障害の一つ、ディスレクシア(読み書き障害)で読書が苦手な子どもたちのために、朗読音声に合わせて画面上に挿絵が表示されたり文章が出てきたりするようにしたソフトを開発。廃棄予定の古いパソコンでも使え、市内の小中学校40校に導入した。 音声は、著作権保護期間の過ぎた作品をアナウンサーらが朗読してインターネット上で無料公開する「青空朗読」の提供データなどを使っている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く