電通、三菱UFJ信託銀行など大手企業が相次ぎ参入を表明する「情報銀行」。ここに挑むベンチャー企業がDataSign(東京・渋谷)だ。同社の太田祐一社長は情報銀行という言葉が生まれる…続き 中部電力が「情報銀行」参入へ 電力データを活用 [有料会員限定] 「情報銀行」説明会に200社 データ流通の枠組み始動
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モバイルという新しい波 モバイル通信の話題も盛り上がった。O'Reilly氏は「米国でも、次にくる大きな波はモバイルと言われている」と切り出し「日本はもしかしたらWeb 2.0の波を飛び越して、いきなり次の波に乗る可能性もある」述べた。 伊藤氏も携帯電話に限らず、日本の家電に期待を寄せている。「日本の家電製品には、まだ神通力が残っている」と切り出し「日本でもっとも目が肥えているのはコンシューマー」「日本の家電メーカーは、コンシューマーの動向をよく観察している」と語った。 O'Reilly氏は、そうした古いビジネスと新しいビジネスの融合が今後ますます増えるとし、英国でGPS情報を活用した保険会社が成功している事例を紹介した。 ただし、そうした新トレンドを実らせる上で障害になるのはリスクや失敗を恐れることだと伊藤氏は指摘する。「市場投入が早過ぎて失敗した過去の事業を、いつまでも引きずって、後で
2007/11/15 11月15日から2日間の予定で、東京・渋谷で「Web2.0 EXPO Tokyo 2007」が開幕した。Web2.0関連技術やサービスを持つ企業が会して展示を行っているほか、技術セミナーやトレンド情報のレクチャーなどが行われた。 1日目の15日、朝一番に行われた基調講演には「Web 2.0」というキーワードの名付け親で、技術系出版社「オライリー」の創業者CEOであるティム・オライリー(Tim O'Reilly)氏が登壇。「Bringing Web 2.0 to Japan」と題してネオテニー 代表取締役社長の伊藤穣一氏と対談を行った。 Web 2.0が生まれた西海岸と、生まれなかった東海岸の違い 対談はオライリー氏が伊藤氏に対して“日本のWeb 2.0”の現状と今後の見通しを聞くというスタイル。伊藤氏は日本のインターネット黎明期からデジタルガレージやインフォシークなど
Webにおける最新の技術開発とビジネスの事例を紹介するカンファレンス「Web2.0 EXPO Tokyo 2007」が11月15日に東京都内で開幕した。基調講演には「Web2.0」を提唱した米オライリー出版のティム・オライリーCEOが登壇。インターネットを取り巻く日米の状況について、ネオテニーの伊藤穣一代表取締役社長と対談を繰り広げた。 「1.0は企業や個人が閉じた世界を作っていたのに対し、2.0では互いに協力して価値を生み出すもの」――オライリー氏はWeb1.0を持ち出し、Web2.0の特徴を(情報の)開放性にあると述べた。 続いて伊藤氏が登壇。オライリー氏が伊藤氏にテーマを投げかけ、伊藤氏が日本の、オライリー氏が米国の状況を説明する形で対談が進められた。 Web2.0の成功を最初のテーマに選んだオライリー氏。「Yahoo!やGoogle、Wikipediaはユーザーが作り出したコンテン
次世代のウェブについての概念「Web 2.0」の提唱者であるティム・オライリー氏が10年ぶりに来日し、2007年11月15日、約1時間にわたって都内で報道各社との共同インタビューに応じた。 Web2.0がジャーナリズムに与える影響について、同氏は「Web2.0の影響を最初に受けるのがメディア産業」だとして、既存のジャーナリズムの枠組みには否定的な見解を示した。具体的には、購読料で収入の多くをまかなう収益モデルの見通しの厳しさを指摘、「新聞(Newspaper)はなくなるだろう」と断言、「オールドメディアにとっては自己変革するチャンス」と「出直し」を迫った。 「成功したブロガーはプロのジャーナリストになる」 一方で、 「ニュース(News)はなくならない」 「『(ブログの登場で)ジャーナリストに仕事が無くなる』というのは言い過ぎ」 とも指摘、新しいジャーナリズムの形態について示唆した。 「成
今年の流行語大賞の候補のトップに「KY」があがっている。これは最初は「空気読め」の略だったが、最近は「空気が読めない」と他人をあざける意味で使われるという。今週の『SAPIO』で曽野綾子氏と対談したときも、戦時中の「空気」の正体が話題になった(*)。沖縄で集団自決が起こる前にも、サイパン島の「バンザイクリフ」で1万人もの民間人が投身自殺したが、これを「軍の強制」だという人はいない。沖縄でも、同じことが起こったと考えるのが自然だろう。軍が強制しなくても、人々にみずからの命を絶たせるほど強力な空気とは、何だったのだろうか。 これについては、山本七平の『「空気」の研究』という有名な本がある。連合艦隊の軍令部次長だった小沢治三郎が、戦艦大和の特攻出撃について「全般の空気よりして、当時も今日も特攻出撃は当然と思う」と戦後30年もたってから語っているのだ。山本は、この空気とは何かを考えるのだが、「お
11月14日夜、2ちゃんねる管理人の西村博之氏が、Web2.0の提唱者であるTim O'Reilly氏と初めて顔を合わせた。 Web2.0 EXPOを前日に控えたこの日、IT・コンテンツ産業の発展を目指す「Venture BEAT Project」イベントが都内で開催された。そこにゲストとして招かれていたのが西村氏と、10年ぶりに来日したO'Reilly氏だった。2人はすぐにうち解け、ゆっくりと語り合った。 “Return of the Web” 西村氏:Web 2.0という言葉を作り出したのは3年前? O'Reilly氏:2003年に最初のアイデアを話し始め、2004年からWeb 2.0カンファレンスを始めた。Web 2.0に関する記事を書いたのは2005年。でもWeb2.0という概念について考え始めたのは10年前くらいから。そのときは違う名前だったけどね。 1997年にオープンソースに
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