東京・新宿の「アルタ」前で酒に酔って寝ていた男性から財布を抜き取ったとして、警視庁捜査3課は窃盗の現行犯で住所不定、無職、高橋秀行容疑者(62)ら4人を逮捕した。高橋容疑者は捜査員に「抜きのヒデ」と呼ばれ、「新宿ヒデグループ」のリーダーとして知られていた。 同課によると、他のメンバーは役割に応じて、盗品を現場で受け取る「吸いのブン」や、見張り役の「平場のスーさん」などと呼ばれていた。高橋容疑者らは「本庁のデカさんに捕まったので言い訳しない」などと容疑を認め、見張り役の2人は容疑を否認しているという。 逮捕容疑は、26日午前5時半ごろ、東京都新宿区新宿の商業施設「新宿アルタ」1階の踊り場で酒に酔って寝ていた荒川区内の男性自営業者(38)のズボンのポケットから現金3千円などが入った財布を抜き取った。 同課は全国からスリ専門の警察官15人を集めて捜査研修中で、同日は都内を一斉警戒しており、窃盗容