Apple ComputerがMotorolaと共同開発したiTunes対応の携帯電話「ROKR(ロッカー)」を発表してから1カ月が経過した(関連記事)。日本ではROKRの展開は未定だが、iTunesに対応する「iPodケータイ」をNTTドコモが開発するのではないかという観測がある。 そもそも、携帯電話で音楽が聞けるという発想は日本のKDDIが先行していた。KDDIがauで着信メロディに楽曲を利用できる「着うた」サービスを開始したのが2002年12月のこと。2004年11月には楽曲を1曲すべてダウンロードできる「着うたフル」も開始した。これらのサービスは第3世代携帯電話の高速な回線を利用する必要があるため、第3世代携帯電話の普及が遅れたドコモでは、音楽サービスもauに遅れを取っていた。その巻き返しを図るための秘策がiPodケータイだというのだ。 現在のところ、iPodケータイを開発している