4月11日に行われた将棋電王戦FINAL第5局。2勝2敗で迎えた最終局は、開始わずか49分でコンピュータ側が投了し、プロ棋士側の勝利が決定しました。プロ棋士側の勝ち越しは電王戦開始以来初めて。 最終局、コンピュータ側大将・AWAKEと、プロ棋士側大将・阿久津主税八段による対局は、21手でAWAKE側が投了するというまさかの展開に。AWAKEには「自陣にあえて隙を作ることで、AWAKE側に持ち駒の角を打たせて捕獲してしまうことができる」という、ある種の「ハメ手」に近い戦術が見つかっていました(関連記事)。「人間相手にはやらない作戦のため葛藤もあった」そうですが、阿久津八段は本番でこの手を選択。直後、AWAKE開発者・巨瀬亮一さんが開発者権限による投了を宣言し、異例のスピード決着となりました。 このあと午後6時から記者会見が行われる予定で、ニコニコ生放送ではそれまで、過去の電王戦の対局を振り返