トヨタ自動車がドイツのFA(工場の自動化)老舗ベッコフオートメーションが推進する工場フィールドネットワーク規格「EtherCAT(イーサキャット)」を採用した。この衝撃は計り知れないほど大きく、今後の「つながる工場」のあり方において歴史的転換点と言っても良いかもしれない。 系列の最上位にいるOEM(サプライヤー)が率先採用して展開することで、国内外の自動車産業におけるフィールドネットワークの標準が決まったと言っても過言ではないこと。 もはや繋がらない閉鎖的な国産技術にこだわっていられないことが明白。「日本はFAで世界に先駆けて自動化に邁進してきたからIoTなんて・・」という、繋がらない時代の栄光にすがろうとする風潮は怒涛のように崩壊する。 工場、機械、データ、モノがつながり、一気にIoT化が進むことだろう。 「ドイツか日本かは関係なく、もっともいい技術を採用した」(トヨタ) 日刊工業新聞2