※本記事は、2019年1月28日に行われた対談・インタビューを記事化したものです。 情報の自由利用と著作者、著作権者の権利を守ることのバランスを図ることで、文化を発展させるために存在する著作権法(第1回)。著作権を侵害して訴えられたら、コンテンツの差し止め、損害賠償、場合によって逮捕・罰金を課せられることも。では、何をどこまでしたら「著作権侵害」になるのでしょうか。スマホのスクショ、リンク、パロディやオマージュ。具体的な事例を挙げて、“セーフとアウトの境界線”について、弁護士・水野祐さんに尋ねました。スマホのスクショ送信はOK? NG?加藤 前回に引き続き、著作権の話をうかがっていくんですが、今回はまず、どうしたら著作権侵害になるのか? ということを教えていただけますか? 水野 じゃあまず、みなさんは、ご自身が著作権を侵害したことがあると思いますか? 加藤 それ、道路交通法を破ったことがあ