Facebookから社名を「Meta」に変更し、メタバースという言葉が世間に浸透することとなった2020年以前から、世界には「VR SNS」と呼ばれる、まるで目の前に人がいるかのようにコミュニケーションを取ったり、一緒に遊んだり、イベントに参加したりできるような、文化や社会が形成されている空間はあった。特に「RecRoom」や「VRChat」などは、世界中のユーザーが盛んに交流や創作をする仮想空間として提供されている。 筆者の齊藤も、その頃からメタバースで学校を2020年に創設したり(私立VRC学園)、VR美術館を創作するなど、盛んに活動していたメタバースの住人の一人である。メタバースが生活の一部になっている人は、アバターを自分で作ったり、メタバースそのものを自分で構築して、そこで友人と交流したり、イベントを開催しているような、創造がモチベーションになっているように感じる。 「アバター文化
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