子どもたちを「有害サイト」から守ることを目的とした、いわゆる「青少年ネット規制法案」が、今国会で成立する見通しだ。「学校裏サイト」でのいじめなどがクローズアップされ、「子どもにとってネットは危険」とも報じられる中、ネット教育に迷う親も多い。 日本アイ・ビー・エム出身で、ネット教育アナリストの尾花紀子さんは6月4日、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が開いたシンポジウムに登壇し、子どもとネットの関係を、大人世代の常識の枠内でとらえないほうがいいと指摘した。 「物心付いたころからネットに浸っている世代は“別の世代”ととらえるべき。知識や経験のある大人は、規制だけでなく、学びを与えたり、よりよい選択肢を推奨してやることもできる」 子どもはネットでコミュニケーションを効率化している 子どもたちはネットの上手な使い方を知っている。娘1人と息子1人を持つ尾花さんは、2人のネットを利用の実態
パソコン見放す20代「下流」携帯族 第二のデジタル・デバイド出現。パソコンは30~50代限りで、高機能携帯でもう十分。 2007年3月号 DEEP 衝撃だった。パソコン(PC)が使えない団塊世代以上の高年齢層の断層を「デジタル・デバイド」と呼ぶが、第二のデバイドが出現したのだ。20代の若年層である。まさか、と思うなかれ。高額のパソコンを持たない彼らは、インターネット利用を安価な携帯電話で済ませてしまう。PC族と携帯族の「デバイド」――それはネットにも「下流社会」が出現したことを意味する。 第二のデバイドが裏付けられたのは、ネット利用動向の調査サービス会社ネットレイティングスが昨年11月に公表した「データクロニクル2006・ファクトシート」。 2000年4月から06年3月までの6年間でのPCサイト利用者の年齢構成比のグラフがショッキングだった。これまでネット利用を牽引してきた20代の比率が劇
メールはすぐには届かない 到着時間に保証はない (須藤 慎一=ライター) パソコンのメールソフトや携帯電話の「送信完了」の表示を、相手にメールが届いたことだと誤解する人が増えている。ここ2〜3年の間にパソコンや携帯電話でメールを使い始めた人に多く見られる現象だ。 メール到着までに時間がかかると、プロバイダや携帯電話会社(以降は通信会社)にクレームが入る。数時間の配送遅れが出ると、新聞やテレビが報道することもある。いまや、メールは短時間で届くものであり、到着遅れは許されない時代というわけだ。 ただしメールの遅れは、自分が契約している通信会社の責任とは限らない。メールは、送信者が加入する通信会社と受信者が加入する通信会社が連携して処理する。どちらか一方でトラブルを生じると、メール到着が遅れる。正常な側の通信会社は、責任がないにもかかわらずクレームを受ける。 “とばっちり”クレーム防止
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