KADOKAWAは8月14日、大規模サイバー攻撃による業績影響を発表した。サイバー攻撃を受けた影響で「ニコニコ」関連サービスのクリエイター補償費用や調査・復旧費用などが発生。これにより25年3月期第1四半期連結累計期間で特別損失20億円を計上した。 KADOKAWAを巡っては、6月にハッカー集団からサイバー攻撃を受け、さまざまなサービスが提供休止になるなどの影響が生じた。出版事業については、被害拡大を防ぐため関連サーバをシャットダウンしたことで出版製造・物流システムが停止に。本の出荷は8月中旬に平常通りに戻ると見通していた。 KADOKAWAはサイバー攻撃により「国内紙書籍事業の生産高・出荷部数が減少したことや、ニコニコファミリーのサービス全般が停止したことなどの影響が生じた」と説明。このため、2025年3月期第1四半期連結累計期間で、営業売上で26億円、営業利益で19億円の減少影響が発生