QNAP Systemsは、現地時間4月25日に同社ネットワークストレージ製品に関する複数のセキュリティアドバイザリを公開した。また3月に公開したアドバイザリを更新し、修正内容に深刻な脆弱性を追加している。 今回あらたに公開された情報において、特に影響が大きいのは、同社製NASに搭載されている「QTS」「QuTS hero」「QuTScloud」「myQNAPcloud」「myQNAPcloud Link」に関する脆弱性。 3月のアドバイザリ公開当初より、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしており、認証の不備「CVE-2024-21899」などあわせて3件の脆弱性を修正したと説明していた。 同社は同アドバイザリを更新し、修正内容に脆弱性3件を追加。OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-32766」や、重要な機能において認証が欠如している