このところティッシュペーパーが一部の小売店で品薄の状態となっていますが、業界団体やメーカー各社は、夏に向けて需要は落ち着き品薄の状態は解消に向かうとみていて、消費者には冷静に行動してほしいと呼びかけています。 先月ごろから各地のドラッグストアなどでは、ティッシュペーパーの在庫が少なくなって、購入を制限している店もあります。 ティッシュペーパーのメーカーなどで作る業界団体の「日本家庭紙工業会」や大手メーカー各社によりますと、一部の店でのティッシュペーパーの品薄には主に4つの理由があると言います。 ▽低価格を売りに国内シェアのおよそ1割を占めていた外資系メーカーが、去年の秋以降段階的に値上げに踏み切った結果、出荷量が減ったこと。 ▽先月、大手メーカー「王子製紙」の愛知県の工場で火事があり一時的に生産が滞ったこと。 ▽春の「花粉症シーズン」でティッシュの需要が伸びたこと。 ▽先月末からの10連休