6月5日、厚生労働省から2023年の人口動態統計が発表されました。 合計特殊出生率が1.20となり、 過去最低を更新したことが話題を集めています。 合計特殊出産率とは、15~49歳の年齢別人口と出産数を基に、 1人の女性が生涯に産む子どもの平均人数を算出したものです。 これまでの最低値は2005年と2022年の「1.26」でしたが、 今回はこの記録を下回っており、さらにこれは8年連続の低下となります。 地域別に見ると東京が0.99となり、 全都道府県なかで、唯一「1.00」を割り込みました。 こうした状況に東京都も手をこまねいているわけではありません。 ファミリー世帯がより住みやすい街にしようと、様々な取り組みを実施しています。 そのひとつが住宅政策です。 マンションを分譲する際には、家族世帯向けの住宅の設置を義務付けるなど、 取り組みを強化しています。 その一方で、単身世帯用の住宅の供給