カンヌ大賞作品の舞台「半地下」に見る韓国の格差社会と分断の歴史 韓国映画史上初!パルムドール受賞『パラサイト』が描く現実 韓国映画「パラサイト」がパルムドール受賞 パルムドールを受賞した韓国のポン・ジュノ監督 この記事の画像(7枚) 5月25日、韓国のポン・ジュノ監督の映画「パラサイト」(英題)が世界3大映画祭であるカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した。是枝裕和監督の「万引き家族」に続くアジア勢の2連覇であり、韓国映画としては史上初だ。 映画「パラサイト」は家族全員が無職という貧しい家庭の長男が、グローバルIT企業CEOの裕福な家庭の子供の家庭教師になるエピソードから始まり、想定外の事件が展開していく。貧富の格差や階層対立など、現代の韓国社会の深刻な問題をポン監督ならではのユーモアと隠喩(メタファー)で表現したことが絶賛され、審査員全員一致でパルムドールに選ばれたという。 実は