ブックマーク / shionandshieun.hatenablog.com (6)

  • 「誰がスパイなんだ」と馬鹿が言う - 私のエッジから観ている風景

    父と母が若い頃の話だ。 初めて、父が結婚前、初めて祖母に挨拶をした帰り、深刻な顔をしてこんなことを言ったらしい。 「お前の母さん、韓国のスパイじゃないだろうな。」 祖母はあの時代、大学を卒業したインテリで、韓国で学校の先生をしていた。 母を育てるために日にやってきたのだが、父からしたらスパイだとしか思えなかったらしい。 母は父の言葉を聴いて、「この人、馬鹿なんじゃないか。」と思ったそうだ。 もちろん、父の言っていることはただの思い違いだ。全く根拠がない。 一方、祖母は祖母で父の済州島出身者という経歴を気にしていた。 以前も書いたが、済州島は韓国に反乱を起こした島だと考えられていたからだ。 もしかしたら、祖母は私が済州島出身者になってしまうことも心配していたかもしれない。 何せ、北朝鮮のスパイだと思われてしまうかもしれないから。 これがスパイを日常の中で感じる瞬間だ。 私は日で生まれ、日

    「誰がスパイなんだ」と馬鹿が言う - 私のエッジから観ている風景
    IkaMaru
    IkaMaru 2018/02/12
    どう考えてるかって? スパイを探す馬鹿が私の本を買ってくれたら儲かる、でしょ
  • 「政治の季節」の忘れ物 - 私のエッジから観ている風景

    最近、ネットを観ていると落ち着かない。 以前から酷くなっていたSNS上のヘイトスピーチがより酷くなり、抗議も増えていっているからだ。 ヘイトスピーチを語る人々、そして、それに対抗する人々といった構造で分けられがちである。 そんな対立構造の中で何かを語る時期を「政治の季節」なんて呼ぶのかもしれない。 私もそんな「政治の季節」の中で過ごしていて、ヘイトスピーチに対抗する側として、様々なことをしてきた。 しかし、そんな対立構造の中で生きていると、何かが忘れられてしまっている気がする。 それは一体何だろう。 私は何度かヘイトスピーチデモのカウンターに出掛けたことがある。 怖かったけれども、実際に自分の目で見てみようと思ったし、いつまでも、当事者である私が安全圏に居るのは変だと思ったからだ。 私がカウンターとして参加したヘイトスピーチのデモは秋葉原と東上野の中間地点で行われていた。 東上野には私の家

    「政治の季節」の忘れ物 - 私のエッジから観ている風景
    IkaMaru
    IkaMaru 2017/09/15
    知らない者の権利のために戦えるのは、それはそれで尊いかもしれない。でも本当は知った上で味方になる方がいい。それはそうだ
  • 私の『満月の夕』 - 私のエッジから観ている風景

    「都民ファースト」で話題になっている小池百合子都知事が、関東大震災後に起きた朝鮮人虐殺の追悼式典で、追悼文を送らないことにしたという。 都としては、都知事は都主催の慰霊行事で、全ての人々に哀悼の意を表しているので、個別の式典では、追悼文を送付しないと発表している。 だが、今年3月、都議会一般質問の中で自民党都議である古賀俊昭都議が、朝鮮人虐殺に関して、犠牲者数の根拠が不明瞭であると発言しており、この発言との関連も指摘されている。 私には好きな曲がある。それは3・11の時に知った『満月の夕』という曲だ。 元々は、阪神淡路大震災の時に、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬さんとヒートニューウェイブの山口洋さんが作った曲で、震災に遭った、神戸の街の様子を歌っている。 3・11の時に、私はこの歌を聴きながら、テレビから流れている津波の映像を観ていたことを記憶している。 『満月の夕』には数パターンの歌

    私の『満月の夕』 - 私のエッジから観ている風景
    IkaMaru
    IkaMaru 2017/08/26
    1920年代の日本人だって、朝鮮人を蔑視してはいても虐殺する日が来るなんて想像もしてなかったのが大半。その「常識」のメッキが剥がれた瞬間に暴徒へと変貌した。桜井誠に11万票も入る現代の東京もどうなるか分からぬ
  • 蓮舫よ。ここで戦わなくてどうする? - 私のエッジから観ている風景

    蓮舫議員がどうやら戸籍謄を開示するというニュースを知った。代表選の時の二重国籍疑惑に答えるという意味で、自身の戸籍謄を公開するそうだ。 蓮舫氏のやることは今後、この国で公職者になった帰化人は全て戸籍謄を公の公開することを先例化してしまう可能性が大きくなる。自民党内のモデル・マイノリティーである小野田議員を同じ立場として助けることが出来たのも関わらず、党内の事情を優先させて、差別構造を固定化する行為をしてしまったのだ。これが立憲政治家のやることなのか? 私自身、帰化した立場として、彼女の行為は差別行為を固定化するものだと受け取った。私は政治家になるつもりもないし、そういった公職者につけるぐらい人格も素晴らしいものではない。だけれども、彼女の行為ひとつで私の可能性が閉ざされてしまうそうなことが許せない。私の能力が足りなかったというのであれば諦めはつく。だが、そうではなくて、愚かしい誰かの

    蓮舫よ。ここで戦わなくてどうする? - 私のエッジから観ている風景
    IkaMaru
    IkaMaru 2017/07/12
    蓮舫が非大和民族系のアイデンティティのために戦うようなリベラル政治家だったら話はもっとシンプルだっただろう。しかし彼女はバリバリの保守派で、にも関わらず右派にはそうだと決して認められないのだ
  • Tシャツを脱がせたのは誰だろう - 私のエッジから観ている風景

    私が在籍していた高校はとても校則が厳しかった。頭髪検査はもちろんのこと、爪の長さや、男子は腰パン、女子はスカートを短くしていないかを視られていた。 卒業した今から考えれば、なぜ、あんなに生徒を拘束していたのかも分からない。別にグれるような連中は居なかったし、それぞれの個人にモラルがそれなりにあったと思う。「反抗したい」と思っているが、文句を言いながらも渋々、そんな変なルールを受け容れていた。 学校の校則は今、考えてみれば奇妙なものが多い。例えば、「髪の毛を染めるな」とか、「異性交際禁止」とか、数えていけばキリがない。必要に迫られて髪の毛を染めなきゃいけない人だって居るし、陰ではコソコソお付き合いしていることだってある。なんで、高校生だけがそんなことをしてはいけないのか・・・・・・。 うーん。卒業してから考えると、とても不条理に感じる。 今から考えれば、「高校生の癖にお洒落はするな。」もしく

    Tシャツを脱がせたのは誰だろう - 私のエッジから観ている風景
    IkaMaru
    IkaMaru 2017/05/21
    「LOVE&PEACE」だったらどうだろう。「愛と平和」だと通してくれない気がする。考えれば考えるほど馬鹿っぽいけど
  • 拝啓 デマサイトを管理していた人へ - 私のエッジから観ている風景

    はじめまして。私は貴方と同じ年の25歳の在日コリアンで、名前はSHIONと申します。貴方がこんなブログを読むかどうか分かりませんが、今回、私のブログ上で手紙を書かせて頂きました。当は私の実際に書いた字で、私の名と住所をしっかりと明記した上で貴方に手紙を書きたいと思ったのですが、それはインターネットの特性上できないということでとても残念です。 貴方がインターネット雑誌でインタビューを受けている記事を拝読させて頂きました。『大韓民国民間報道』というブログを立ち上げた経緯、ブログの中で問題になった記事はフェイクニュースであったこと、短期的にお金を稼ぎたいという目的があったこと、ニュースサイトの真似事をする方法、告訴されにくいということや記事のPV数を稼ぎやすいという理由だけでヘイトスピーチをまねくような記事を書いていたこと、様々な理由と手法でブログを執筆していらっしゃったのですね。私は貴方の

    拝啓 デマサイトを管理していた人へ - 私のエッジから観ている風景
    IkaMaru
    IkaMaru 2017/01/28
    誰かを傷つけているという意識すら持たずに傷つけられるサイコパスに人為的になっているのと変わらない。そんなものをテクノロジーの可能性だとは思いたくない
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