人気アニメ「ワンピース」に登場する女性キャラクターを模造したフィギュア(人形)を著作権者の許諾を得ずに販売したとして、千葉県警は30日、無職稲村雄一容疑者(33)=東京都板橋区=を著作権法違反の疑いで逮捕し、発表した。捜査幹部によると、「違反とは思わなかった」と否認しているという。 サイバー犯罪対策課によると、稲村容疑者は2月18日〜3月23日、中国の会社からネットで仕入れた女性キャラクター「ナミ」を模造したフィギュア3体を、ネットオークションで千葉県などの男性3人に計約4万円で販売し、東映アニメーションが持つ著作権を侵害した疑いがある。 模造フィギュアは一部のマニアの間で「魔改造フィギュア」と呼ばれ、水着の脱着ができるのが人気という。稲村容疑者宅からは約50体の模造品が押収された。同課は昨夏ごろから計100万円以上を売り上げていたとみて調べている。