批評家の蓮實重彥さんは、いままでにいくつも偉業を成し遂げてきた。『映画の神話学』(1979)や『監督 小津安二郎』(1983)によって日本の映画批評に革新をもたらし、『夏目漱石論』(1978)や『表層批評宣言』(1979)によって文芸批評界に波瀾を起こし、『「ボヴァリー夫人」論』(2014)というフランス文学研究の記念碑的著作を上梓したかと思いきや小説『伯爵夫人』(2016)の三島由紀夫賞受賞によって時の人となる──そんな蓮實さんが、この7月に新著『ジョン・フォード論』(文藝春秋)を刊行した。西部劇映画の監督として知られるジョン・フォードをとことん論じた同書は、蓮實さんの映画批評の金字塔として発売前から大きな期待を集めてきた。『ジョン・フォード論』に込められた思いについて、蓮實さんに話を聞いた。(入江)
京 × yukihiro、Petit Brabanconの初アルバムとツアーを語るインタビュー動画5日連続公開 Petit Brabanconが8月10日、初アルバム『Fetish』をリリースすることに加え、9月8日からは初ツアー<Petit Brabancon Tour 2022「Resonance of the corpse」>を開催する。これに先駆けて本日8月1日18時より5日連続で、京 (DIR EN GREY / Voice)とyukihiro (L'Arc-en-Ciel / Drums)の期間限定インタビュー動画をオフィシャルYouTubeチャンネルにプレミア公開することが発表となった。 ◆Petit Brabancon (プチ・ブラバンソン) 動画 / 画像 『Petit Brabancon 京 × yukihiro』と題されたインタビュー動画は、京がyukihiroに声を
アニメや漫画とその表現規制を考える一助になるかもしれない。そんな思いから、今年ドイツのアニメファン界隈を騒がしている『東京リベンジャーズ』と「マンジ」の問題を取り上げてみます。 きっかけは、今年6月に開催された「ドイツのコミケ」を目指すドイツ最大のアニメ漫画イベント「ドコミ」での出来事です。7万人を超えるファンが来場したイベントですが、ツイッターやフェイスブックなどのSNSで話題になったのが『東京リベンジャーズ』の「マンジ」をめぐる問題です。 どれくらい話題になったのかというと、ドコミの運営団体が後日、公式に立場表明を行わざるを得なかったほどです。 まずはその立場表明を見てみましょう。 #servicetweet [🇩🇪] & [🇬🇧] Wir bedanken uns bei allen Besuchern, die ein offenes Gespräch mit uns su
果たして、今起きているのはどういう現象なのか、専門家の立場から分析してもらった。 「自殺 方法」と検索しても… 1つ目の疑問。Googleの検索品質は落ちているのだろうか? この質問に対する辻さんの答えは、ちょっと意外なものだった。 「Googleの検索結果はずっと改善し続けており、機能として悪化はしていません」 ただ、同時にこうもいう。 「ただ、いくつかの理由から『良い検索結果ではない』ことが増えているのは確かだと思います」 機能としては改善しているのに、検索結果としては良い状態ではない、というのは矛盾しているように聞こえる。それはどういうことなのだろうか? 「自殺 方法」と検索すると、真っ先にこころの健康統一ダイヤルと予防学会のサイトが表示される 辻さんが1つ目に挙げるのが「検索に求めるものの変化」だ。 「10年前は『自殺 方法』『死にかた』みたいな検索をすると、まさに自殺の方法がずら
「世界は動いてるんだから。その時代に合わせて楽しんじゃおうよ」 日本にロックンロールを定着させた矢沢永吉が8月1日、サブスク全解禁に踏み切った。ストリーミングに否定的なミュージシャンもいる中で、なぜ72歳の彼は決断を下したのか。昭和の頃から著作権や肖像権を主張し、時代を切り拓いてきた先駆者はどのように芸能界特有の圧力を跳ね返し、デビュー50周年を迎えたのか。(文:岡野誠/撮影:平野タカシ/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 「サブスクで聴き放題は抵抗ありましたよ。最初はね。僕も昔の人間ですから、本当に一つひとつのアルバムに思い入れが強い。でも、時代の流れですよね」 矢沢は冷静な口調で語り始めた。 音楽市場は徐々にCDからサブスクへ移行している。矢沢は既に3年前から楽曲を配信していたが、なぜ今回ライブ盤を含むアルバム45枚、計638曲もの解禁を決断したのか。 「CDやダウンロード
錠剤、ばんそうこう、注射器、カミソリなど、医療的なイメージを用いるファッションサブカルチャーが、メンタルヘルスの偏見を打ち砕き、対話を促している……。なんとも型破りな話だが、それこそがまさにメンヘラ・ファッションだ。 メンタルヘルスから派生した日本語の〈メンヘラ〉は、今や世界的に有名なパステルトーンのカワイイ(kawaii)ファッションに、自傷行為、PTSD、慢性病など、いまだにタブー視されているテーマを組み合わせている。ファンたちによれば、このルックはキュートな美学を保ちながら、コミュニティ全体がメンタルヘルスについてよりオープンに話し合うきっかけを生み出したという。 このスタイルの発祥の地は、東京、原宿。長年にわたって数々の風変わりなファッショントレンドを生み出し、〈原宿〉や〈原宿ファッション〉という言葉が多種多様なサブカルチャーの別名になっているほどだ。メンヘラという言葉が、メンタル
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