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ブックマーク / synodos.jp (47)

  • 人はなぜ美容整形をするのか/谷本奈穂 - SYNODOS

    古代インド、ローマ時代にも記録が残っているほど、整形手術は古くから行われている。とはいえ、長期間にわたって(特に美容目的の)整形手術に対する抵抗感は強かった。医学には健康な体にメスを入れることへのタブーがある上、麻酔や外科技術現在ほど発達していなかったし、そもそも身体は「神」や「王」や「親」から与えられたものであって、個人が勝手に手を加えるのはいけないこととみなされていたからである。 美容整形が普及して行くのは、エリザベス・ハイケンによると、第1次世界大戦と第2次世界大戦の間である。第1次大戦のころ、戦争で傷ついた兵士の顔や体を治療することが広がり(まだ美容整形への風当たりは強い)、それが第2次大戦にいたる時期には外見を大切にする風潮が強まってきた。そこで医者は、身体の美醜をある種の「病気」にすり替える論理――心理学者アドラーが唱えた「劣等感」という概念――に飛びついたのだという。 劣等感

    人はなぜ美容整形をするのか/谷本奈穂 - SYNODOS
    Imamu
    Imamu 2013/08/21
    『美容整形と化粧の社会学』多分読んだ「自己満足という語彙」『現代の「美容整形」は、「正当とされてきた語彙」「男性的な語彙」を使用せずに、経験可能な』「満足や心地よさには、言外に他者評価が組み込まれ」
  • 携帯電話を手にしたアフリカ牧畜民、その光と影/湖中真哉 - SYNODOS

    携帯電話を手にしたアフリカ牧畜民、その光と影 湖中真哉 アフリカ地域研究 / 人類学 / グローバリゼーション研究 国際 #アフリカ#牧畜民#携帯電話 サヴァンナに屹立し、携帯電話で通話する牧畜民(遊牧民)マーサイの美しい戦士が描かれた巨大な看板。ケニアの首都ナイロビの路上で、それを目にするようになったのはここ数年のことである。おそらくは、「我が社の通信網ではこんな僻地でも圏内ですよ」ということを強調するための携帯電話会社の広告なのだが、たしかに印象的ではある。 近年、国内外で、アフリカ牧畜民の携帯電話利用を扱った報道をよく目にするようになった。しかし、まさか、BBCや朝日新聞でもとりあげられるようになるとは、筆者も夢にも思っていなかった。携帯電話を利用するアフリカの牧畜民、とくにマーサイの姿は、相当印象的に見えるらしく、いまや世界中の注目を集めている。筆者も、グローバリゼーションの典型例

    携帯電話を手にしたアフリカ牧畜民、その光と影/湖中真哉 - SYNODOS
    Imamu
    Imamu 2013/07/13
    「貧困層を対象としたBOP(Base of Pyramid)ビジネスの成功例」「携帯電話を利用することによって、短期間に多くの戦闘員を動員することが可能になった」「携帯電話を利用した民族間連絡網を」
  • 少女たちは幸せを求めている/『援デリの少女たち』著者・鈴木大介氏インタビュー - SYNODOS

    さまざまな風俗産業のなかに、「援デリ」とよばれるものがある。出会い系サイトでアポをとって、売春をおこなう未成年の少女たち。彼女たち、そして彼女たちのまわりにいる大人たちを取り巻く現状とはどのようなものだろうか。『援デリの少女たち』の著者である鈴木大介氏にお話をうかがった。(聞き手、構成/出口優夏) ―― 「援デリ」とはなんでしょうか? 「援デリ」という言葉を聞くと、デリバリーヘルスを思い起こすひとが多いかもしれませんが、援デリとデリバリーヘルスとはまったく異なるものです。援デリでは、「打ち子」とよばれるキャスティングスタッフがお客さんを出会い系サイトで探して、女の子たちに売春を斡旋していく。それで、女の子たちが売春でえた儲けの何パーセントかを業者側がとるというしくみですね。 しかし、業者がついているとはいっても、業者が個人で売春をしている子たちの手助けをして、その代わりにバックをもらってい

    少女たちは幸せを求めている/『援デリの少女たち』著者・鈴木大介氏インタビュー - SYNODOS
    Imamu
    Imamu 2013/06/21
    鈴木大介『援デリの少女たち』「寮をもっている援デリ業者」
  • テレビにうつるセクシャリティ ―― “オネエ”の先に観たいもの/牧村朝子×宗方美樹 - SYNODOS

    笑えるオネエ、泣ける性同一性障害 ―― テレビうつるセクシャルマイノリティのイメージは固定化され、勝手につくられたストーリのなかで消費されていく。誰も傷つけず、笑いものにせず、みんなで笑ってお茶の間でセクシャルマイノリティを観るにはどうしたらいいのだろうか。2013年2月に放送されたニコニコ生放送「“オネエ”の先に観たいもの」より抄録をお届けする。(構成・山菜々子) 牧村 こんばんは、レズビアンタレントのまきむぅこと牧村朝子です。 杉彩の事務所に所属して活動し、フランス人女性とフランスの法律「PACS」で準結婚してパリで生活しています。今日は特別版のスタジオ放送!ということで、パリから東京に飛んできました。 今回は「オネェの先に観たいもの」というテーマで、お送りしたいと思います。日テレビ番組、とくにバラエティー番組において、オネエを含むセクシャルマイノリティが今までどう扱われてき

    テレビにうつるセクシャリティ ―― “オネエ”の先に観たいもの/牧村朝子×宗方美樹 - SYNODOS
    Imamu
    Imamu 2013/06/15
    『「笑えるオネエ、泣ける性同一性障害」といったキャラとしてのセクシャリティが描かれてしまった』
  • 「ガラパゴス化」する慰安婦論争 ―― なぜに日本の議論は受入れられないか/木村幹 - SYNODOS

    河野談話見直しの動きや、橋下大阪市長の慰安婦関連発言により、慰安婦問題に対する関心が、かつてないほど高まっている。しかし、それならわれわれはこの慰安婦「問題」についてどの程度知っているのだろうか。そこで稿では、この問題の歴史的展開過程を確認することにより、この問題について改めて考えてみることにしたい。 歴史問題と歴史「認識」問題 ―― 今は違う? 今はそれは認められないでしょう。でも、慰安婦制度じゃなくても風俗業ってものは必要だと思いますよ。それは。だから、僕は沖縄の海兵隊、普天間に行ったときに司令官の方に、もっと風俗業活用して欲しいっていったんですよ。 よく知られている橋下大阪市長の発言である。この文章を引用したのは、彼の発言を糾弾するためではない。ここで注目したいのは、この発言が典型的にしめしているもう一つの重要な事実である。それは、慰安婦問題に代表されるような歴史認識問題が、じつは

    「ガラパゴス化」する慰安婦論争 ―― なぜに日本の議論は受入れられないか/木村幹 - SYNODOS
    Imamu
    Imamu 2013/06/07
    「歴史があってから歴史認識があるのではなく、歴史認識があって初めてわれわれは歴史を「書く」ことができる」『「女性の人権問題」としての顔と、「歴史認識問題」としての顔の二つがあり』
  • 科学史家・隠岐さや香氏インタビュー - 文系? それとも理系? いや真ん中系。 ―― 「科学史」とは何か | SYNODOS -シノドス-

    「科学史」という学問を知っている高校生はどのくらいいるのでしょうか? 「科学」の「歴史」を扱う科学史は、決して知名度の高い分野ではないと思います。「いったい科学史ってどんな研究をしているんですか?」「科学だから理系科目? それとも歴史だから文系科目?」そんな疑問を、大学に入るまで「科学史」をご存じなく、また「理系と文系がわかれていること」に苦しめられてきたという科学史家・隠岐さや香先生にぶつけてきました。(聞き手・構成/金子昂) ―― 最初に隠岐先生のご専門である科学史はどのような研究をしているのかをお教えください。 社会学者の筒井淳也さんが「社会学はなにか」という質問に対して、「どう答えても他の社会学者から違うと言われてしまう」とお話になっていましたが(*)、科学史も同様で、ひとによって言うことが違うんですよね。例えば、わたしはフランス語圏の研究を行っていますが、英語圏とフランス語圏の研

    科学史家・隠岐さや香氏インタビュー - 文系? それとも理系? いや真ん中系。 ―― 「科学史」とは何か | SYNODOS -シノドス-
    Imamu
    Imamu 2013/06/03
    学説史(科学の内部の歴史)/思想史(当時の人々の宗教観や価値観)/制度の歴史(科学の外部の歴史)/文化の歴史(民衆のもつ科学のイメージ)
  • 貧困は連鎖する/安田菜津紀 - SYNODOS

    「豊かな日なのに、ホームレスの方がいて驚きました」。カンボジアから留学に来た友人の率直な感想だ。日貧困問題は「世界の貧困に比べれば、問題視するほどではない」と、あまり光を当てられずにきた。しかしアフリカや各国にはびこる飢餓のような「絶対的貧困」の問題としてではなく、日で考えなければならないのは、その社会のなかに身を置いたときに、生活上の望ましい状態を維持することができるかどうか、つまり「相対的貧困」だ。 わたしがこの日貧困問題について考え始めたのは、学生時代だった。もともと幼いころから母子家庭に育っていたため、生活が楽ではないことには慣れていた。けれどもそんななか、家庭を支えてくれていた母が癌を患った。手術後の経過は良好ではあったが、癌以外の病も患うこととなり、以前のように働ける状態ではなくなってしまった。 そこでわたしたちはまず市役所に行き、生活保護を申請することにした。する

    貧困は連鎖する/安田菜津紀 - SYNODOS
    Imamu
    Imamu 2013/05/17
    「敷金・礼金0という謳い文句の「ゼロゼロ物件」~一日でも家賃を収めるのが遅れた場合、高額な違約金を請求されたり、突然、荷物ごと追い出されてしまうケースも」