古代ローマ人がワインの愛好家だったことはよく知られています。 ワインは貴族だけでなく庶民の間でも親しまれ、宗教上ではワインの神バッカスに捧げる供物としても使われました。 しかし一方で、古代ローマ人が愛したワインが実際にどのような味だったのかは分かっていません。 甘かったのか、苦かったのか?フルーティーなのか、土っぽい渋みがあったのか? 今回、ベルギー・ゲント大学(Ghent University)が新たに調査したところ、ローマワインはスパイシーで、トーストしたパンのような風味があったことが示唆されました。 研究の詳細は2024年1月23日付で学術誌『Antiquity』に掲載されています。