「社会全体の問題だと関心持って」京都・ウトロ放火、地区出身弁護士インタビュー ヘイトクライムは防げるか(後編) 「韓国が嫌いだった」と被告が供述し、「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」とされる昨年8月のウトロ放火事件。同地区出身の具良鈺弁護士(39)にヘイトクライムはなぜ起きるのか、防ぐにはどうすればいいのか聞いた。具さんは「民族的マイノリティーへの攻撃は、その他のマイノリティーに向かう恐れもある。社会全体の問題として関心を持ってほしい」と訴える。(共同通信=牧野直翔、川村敦) 【前編】はこちら https://nordot.app/881734797093961728?c=39546741839462401 ▽ウトロ放火事件は「最悪の到達点」 ―ヘイトクライムとは何ですか。 一般的には人種、宗教、民族、出身国、性的指向、障害の有無、性別などの個々人の特性を理由とする差別を動機とした犯罪と定義が