たかが1試合ではない。されど1試合だ。レギュラーシーズンで数少ない地方球場が舞台となれば、なおさら後者が当てはまる。DeNA・山崎康晃投手(31)の振る舞いに、プロ野球選手のあるべき姿を見た気がした。 巨人の主催だった5月14日の一戦は富山市民球場で行われ、1万9500人の観衆がスタンドを埋めた。ファンサービスを惜しまなかった右腕は「地方巡業ですから」とてらいもなく語った。 外野後方に立山連峰がそびえ立つ通称アルペンスタジアム。風光明媚(めいび)な球場での試合前の調整に一区切りがついた頃だった。チームとして3年ぶりの試合に訪れた山崎は、球拾いなどを手伝った一人の青年とキャッチボールを始めた。
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