9月20日、23日のニュージーランド総選挙で政権交代が起きれば、環太平洋連携協定(TPP)参加国が目指す11月の合意に向けて障害となる恐れがある。写真は労働党のジャシンダ・アーダーン党首、ウエリントンで8月撮影(2017年 ロイター/Ross Setford) 23日のニュージーランド総選挙で政権交代が起きれば、環太平洋連携協定(TPP)参加国が目指す11月の合意に向けて障害となる恐れがある。 米国の離脱を受けて11カ国となったTPP参加国は、ニュージーランドと日本が議論を主導している。 ニュージーランド野党の労働党は外国人による国内中古住宅購入の禁止を公約に掲げており、この公約に沿うようTPPの再交渉を行うと表明している。 世論調査では与党・国民党と野党・労働党の接戦。一部のアナリストは、労働党が勝利した場合、その他のTPP参加国も新たな要求を持ち出し、合意が先延ばしとなる可能性があると