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  • ノーベル文学賞の韓江さん、会見しない意向 父が代わりに取材応じる | 毎日新聞

    ノーベル文学賞の受賞が決まった韓江(ハンガン)さん(53)の父で小説家の韓勝源(ハンスンウォン)さん(84)は11日、メディアの取材に応じ、韓さんの小説について「娘の文章はとても繊細で美しく悲しい」と語った。 勝源さんによると、韓さんは当初、記者会見をする考えもあったが、ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘で「毎日多くの死があるのに、何が楽しくて記者会見をするのか」と思い、会見をしない方向で考えているという。このため、勝源さんが代わりに取材に応じることにしたと明かした。 勝源さんは「韓国語は韓国語なりの独特な感性がある」としながらも、イギリスやフランスの翻訳家によって翻訳されたことで韓さんの小説が国際的に知られ、数々の賞を受賞するようになったと指摘。「作家は自分の作品が世界的に知られるためには良い翻訳者に会わなければならない。翻訳家が娘の文章の繊細さと美しさ、そして悲

    ノーベル文学賞の韓江さん、会見しない意向 父が代わりに取材応じる | 毎日新聞
    Innovator00
    Innovator00 2024/10/11
    “ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘で「毎日多くの死があるのに、何が楽しくて記者会見をするのか」と思い、会見をしない方向で考えているという”
  • 麻生派、パー券ノルマ超過「現金還付」と複数証言 裏金の温床か | 毎日新聞

    自民党麻生派の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、派閥幹部らが毎日新聞の取材に対し、2017年まで販売ノルマを超えてパーティー券を売った所属議員に手渡しで超過分を還付していたと証言した。記録に残らない現金のやりとりが裏金作りにつながったとみられる。こうした不透明な手続きが派閥内で問題視され、18年のパーティーから口座振り込みを使った会計システムに変更された。変更は会長の麻生太郎副総裁が決めたという。 還付金は17年まで派閥と議員双方の政治資金収支報告書に記載されず裏金にされていたことが、派閥に所属していた薗浦健太郎元衆院議員の刑事裁判記録などから判明している。還付金の収支報告書への記載は会計システムの変更と同時期の18年から始まった。当時の麻生派首脳が収支報告書への不記載を認識して改めた可能性もある。 派閥幹部の現職議員は、17年まで還付金が手渡しだったと認め、「問題があった」と振り返った

    麻生派、パー券ノルマ超過「現金還付」と複数証言 裏金の温床か | 毎日新聞
  • 特集ワイド:戦争反対をめぐる対話/上 哲学者・永井玲衣さん×ミュージシャン・後藤正文さん どうすれば「自分ごと」に | 毎日新聞

    パレスチナ自治区ガザ地区におけるイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘は、2023年10月以降、ガザ側だけで4万人以上が命を落としたという。日で暮らす私たちは、目を背けたくなる現実と、どう向き合えばいいのだろう。「戦争反対」を訴え続ける盟友同士である哲学者の永井玲衣さんとロックバンド「ASIAN KUNG―FU GENERATION」の後藤正文(Gotch)さんが、オンラインで約1時間にわたり語り合った。上下2回にわけて内容を紹介する。 永井さん 微力な一歩も意味がある 後藤さん 声上げ続け未来につなぐ 永井 パレスチナをめぐる問題にどんな気持ちでいますか? 後藤 常に重たい気持ちではあるんですけど、どうアプローチすると解決するのかは日のミュージシャンではわかりえない。だからといって自分の気持ちを(その問題から)引き揚げるわけにはいかないよなと思っています。 例えば、僕が同じ状況でSNS

    特集ワイド:戦争反対をめぐる対話/上 哲学者・永井玲衣さん×ミュージシャン・後藤正文さん どうすれば「自分ごと」に | 毎日新聞
  • 麻生派で裏金認める初の証言 元所属議員秘書が特捜部に供述 | 毎日新聞

    2022年に政治資金規正法違反で薗浦(そのうら)健太郎元衆院議員が罰金などの略式命令を受けた事件で、元秘書が東京地検特捜部の調べに対し、薗浦氏が所属していた自民党派閥「為公会(いこうかい)」(現・志公会=麻生派)の政治資金パーティーの収入から17年に分配された380万円を事務所の裏金をためる口座に入れたと供述していたことが刑事裁判の確定記録から判明した。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件では安倍、二階、岸田各派が立件されたが、麻生派で裏金の存在を認める証言が確認されたのは初めて。 「裏の口座」の存在を明言 為公会の17年のパーティーは同年4月12日に開催。薗浦氏と為公会双方の17年の政治資金収支報告書に380万円の資金移動の記載はなく、派閥側も裏金作りに関与していた可能性がある。17年の不記載は政治資金規正法の公訴時効(5年)が成立している。 刑事裁判の確定記録は毎日新聞記者が東京地検に

    麻生派で裏金認める初の証言 元所属議員秘書が特捜部に供述 | 毎日新聞
  • 社説:結婚の自由と人権 多様な家族認める制度に | 毎日新聞

    同性婚の実現に向けて活動する中谷衣里さん。性的少数者の若者たちの相談にも応じている=札幌市で2024年8月8日午後3時51分、北村和巳撮影 愛する相手との結婚が法的に認められず、尊厳を傷つけられている人たちがいる。差別的な扱いだと感じているカップルも多い。 性的少数者を支援するNPO法人の代表理事、中谷衣里(なかやえり)さん(32)は、30代の同性パートナーと札幌市で暮らす。交際を始めてから16年が経過した。

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  • ブルキナファソの集落襲撃、100人超死亡 アルカイダ系武装勢力 | 毎日新聞

    軍事政権下の西アフリカ・ブルキナファソ中部の集落で先週末、国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力による襲撃があり、住民ら少なくとも100人が死亡した。AP通信が26日報じた。ブルキナファソでは、アルカイダや過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う勢力の活動が活発で、対応が課題となっている。 APによると、軍政は全土の半分程度しか掌握できておらず、軍が集落を守るために住民と塹壕を掘っていた際、武装勢力から攻撃を受けたという。武装勢力は攻撃を認め、集落周辺を制圧したと主張している。(共同)

    ブルキナファソの集落襲撃、100人超死亡 アルカイダ系武装勢力 | 毎日新聞
  • ヒズボラが大規模な「報復」攻撃 イスラエルも応戦、紛争激化の恐れ | 毎日新聞

    レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが25日、イスラエルに対して、無人航空機(ドローン)やロケット弾による大規模な攻撃を始めた。ロイター通信によると、ヒズボラは7月にイスラエル軍に殺害された幹部の「報復だ」としている。イスラエルも「予防的な攻撃」としてレバノン南部で大規模な攻撃を行っており、23年10月から散発的な衝突を続けてきた両者の紛争がエスカレートする恐れがある。 ロイターや中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、ヒズボラは70発以上のロケット弾をイスラエル側に発射した。イスラエルの軍事施設や防空システムなどを標的にしているという。イスラエルも防空システムで迎撃しており、被害の状況は不明だ。

    ヒズボラが大規模な「報復」攻撃 イスラエルも応戦、紛争激化の恐れ | 毎日新聞
  • ロヒンギャ危機7年、100万人の難民はいま キャンプ内で抗争も | 毎日新聞

    仏教国ミャンマーで「不法移民」と見なされ迫害を受けてきたのが、少数派イスラム教徒のロヒンギャです。国軍の掃討作戦に伴い、大規模な難民が発生してから7年。隣国バングラデシュに逃れた人々は今、どんな状況にあるのでしょうか? また、避難生活が長期化する中で直面する課題とは何でしょうか? 100万人近くが身を寄せる世界最大の難民キャンプで支援を続けてきた、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の赤阪陽子コックスバザール事務所長に詳しく聞きました。 ――ロヒンギャ難民は現在、どのような境遇に置かれているのでしょうか? ◆難民キャンプには2024年5月末現在、約98万人が暮らしています。バングラデシュ政府は、キャンプでの一時的な滞在を認めている難民は、基的に17年の危機により避難してきたロヒンギャだとしています。 ただ、ミャンマー西部ラカイン州で(21年にクーデターで実権を握った国軍と抵抗勢力の)紛

    ロヒンギャ危機7年、100万人の難民はいま キャンプ内で抗争も | 毎日新聞
  • フランス警察、テレグラムCEOを拘束 犯罪を放置した容疑か | 毎日新聞

    スペイン・バルセロナで開催された国際会議で講演するテレグラムCEOのパベル・ドゥーロフ氏=2016年2月(ロイター=共同) フランス警察は24日、通信アプリ「テレグラム」の創業者で最高経営責任者(CEO)のパベル・ドゥーロフ氏をパリ郊外のルブルジェ空港で拘束した。同氏はロシア出身でフランス国籍を持つ。テレグラムが犯罪の連絡手段に利用されていることを放置した監督責任に関する容疑とみられる。ロイター通信がフランスメディアの報道として伝えた。 仏当局は拘束についてコメントしていない。ロシア外務省は状況を把握しているとした上で、釈放を求めている。

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  • 社説:デブリ取り出しの中断 不安強める初歩的ミスだ | 毎日新聞

    あまりにも初歩的なミスに、失望を覚えざるを得ない。東京電力は、原因解明と再発防止を徹底し、福島第1原発の廃炉作業に万全を期すべきだ。 2号機で始まる予定だった初の燃料デブリ取り出しが、準備段階で中断した。2011年3月の東日大震災で炉心溶融(メルトダウン)が発生し、核燃料や金属などが固まったもので、約237トンがたまっている。 それを取り出す装置を原子炉に入れるために使う5のパイプの接続順序が間違っていた。約1カ月前から現場に置かれていたが、だれも気づかなかったという。作業は協力会社に任せていた。 「初歩的なミスだった」と東電は認めたが、どうしてこのような失態を起こしたのか理解に苦しむ。軽微なミスも大きなトラブルにつながる恐れがある。福島県は東電幹部に「県民に不安を与えかねない」と抗議した。 東電には事態を重く受け止め、作業マニュアルやチェック体制に不備はなかったか点検することが求めら

    社説:デブリ取り出しの中断 不安強める初歩的ミスだ | 毎日新聞
  • 「徴兵なら死を選ぶ」 超正統派の兵役問題でイスラエル社会分断加速 | 毎日新聞

    パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスなどとの戦闘が続く中、イスラエル軍の兵士不足が顕著になっている。 イスラエル政府は6月、これまで徴兵していなかったユダヤ教超正統派の男性に兵役義務を課したが、各地で大規模な抗議デモが続く。戦闘はイスラエル社会の分裂も加速させている。 世俗派と超正統派 「徴兵されるなら、死を選ぶ」。黒いスーツと帽子を着用し、もみあげをくるくると巻いた数千人以上の超正統派は6月末、エルサレム中心部の道路を埋め尽くし、抗議デモを行った。デモは8月に入っても続き、収束する気配はない。 超正統派は、人口の約1割を占めるユダヤ教の戒律と伝統を守る人々だ。原則としてテレビやインターネットを使わず、ラビ(ユダヤ教指導者)の指示通り、世俗派とは一線を画して暮らす。旧約聖書のトーラー(モーセ五書)などの宗教研究に一生をささげ、多くは仕事をせずに政府の補助金で生計を立てている。 イス

    「徴兵なら死を選ぶ」 超正統派の兵役問題でイスラエル社会分断加速 | 毎日新聞
  • 社説:防衛相の靖国参拝 旧軍との決別に疑念招く | 毎日新聞

    木原稔防衛相が今月15日に靖国神社を参拝した。自衛隊を率いる閣僚として、過去への反省を欠いていると受け取られかねない。

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  • 社説:タイ政治の混乱 民主主義の後退懸念する | 毎日新聞

    選挙で示された民意を否定するような司法判断である。 タイの憲法裁判所が改革派の最大野党「前進党」に解党を命じるとともに、タクシン元首相派のセター首相を失職させた。 憲法裁は軍に近い保守派の牙城になっている。前進党支持者は司法による政治介入だと反発し、米国は「民主主義を危うくしかねない」と懸念を表明した。 タイでは長年、王室や軍、司法当局など都市部の既得権益層が社会を牛耳ってきた。農村や貧困層を支持基盤とするタクシン政権が2001年に発足して以降は、双方の対立による混乱が続いた。 近年は既存政治の打破を訴える改革派勢力が台頭し、分断が激化している。 昨年の総選挙では、軍の政治関与を批判する前進党が第1党に躍進した。だが王室批判を禁じた不敬罪の見直しを公約に掲げたことが、国王を元首とする国家の転覆を図る行為だとみなされ、憲法に反すると判断された。 セター氏は、軍事政権の流れをくむ「親軍派」政党

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  • 処理水放出、賠償が進まぬ理由は 水産加工業者「泣き寝入り」 | 毎日新聞

    処理水を放出して空にした後に解体する予定のタンク=福島県の東京電力福島第1原発で2024年8月9日午前10時22分(代表撮影) 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出で生じた損害の賠償を巡り、東電との交渉が難航し、賠償金が受けられない水産加工業者が全国で続出している。7月までに支払いが決まったのは約180件にとどまり、請求件数の3割程度。東電は損害と放出の因果関係を証明するよう業者側に求めており、中小事業者にはハードルが高いことが一因になっているという。 賠償決定は3割 東電は2023年8月24日に処理水の放出を始め、今月24日で1年。海洋放出に反発する中国は、日からの水産物の輸入停止を続けている。 東電は、風評被害を受けた漁業者や水産加工業者などへの賠償手続きを昨年10月に開始。損害が生じた期間などを事業者が記して請求すると、東電が統計データなどから被害の有無を判断し、金額に合意すれば

    処理水放出、賠償が進まぬ理由は 水産加工業者「泣き寝入り」 | 毎日新聞
  • カンボジアで日本人12人を保護 だまされて渡航、強制労働か | 毎日新聞

    保護された日人らが一時、収容されていた捜査当局の関連施設=10日、カンボジアの首都プノンペン(共同) 「高収入で簡単な仕事」といった虚偽の求人情報にだまされ日人が相次いでカンボジアに渡航、強制労働に従事させられる事件があり、日人12人が現地警察に保護されたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。 働かされていたのは南東部スバイリエン州バベットで、捜査当局は特殊詐欺などに関与させられた可能性があるとみている。別の日人数人が12人のカンボジア渡航に関与しているとみられるが逃走、捜査当局が行方を追っている。 12人のうち数人が在プノンペンの日大使館に救助を要請。大使館から通報を受けた現地警察が今月、12人が働かされていたカジノ施設を捜索、救助した。捜査関係者は「人身売買の被害者」との見方を示している。12人は現在、プノンペンにおり、日へ帰国する予定。 バベットはベトナム国境にあり

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  • シカゴで反イスラエルデモ、70人以上逮捕か 米民主党大会開催地 | 毎日新聞

    米中西部イリノイ州シカゴで20日、パレスチナ自治区ガザ地区で続くイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘を巡り、イスラエルなどに抗議するデモ隊と警官隊が衝突し、複数の逮捕者が出ている模様だ。AP通信が報じた。現場はイスラエル領事館近くで、民主党の全国大会が開催されている会場まで約3キロの距離にある。 報道によると、デモは領事館が入るビルの前で始まり、警察官と衝突。70人以上が逮捕されたとの情報もあるという。

    シカゴで反イスラエルデモ、70人以上逮捕か 米民主党大会開催地 | 毎日新聞
  • 高校生が朝鮮人虐殺の慰霊碑建立を横浜市に要望 | 毎日新聞

    東大震災時に虐殺された朝鮮人の慰霊碑を反町公園(横浜市神奈川区)に建立することを求め、山中竹春市長への要望書を市の担当者(左)に提出する神奈川学園中学高校と神奈川朝鮮中高級学校の生徒たち=横浜市神奈川区で2024年8月21日午後3時15分、後藤由耶撮影 101年前の関東大震災時に横浜市内であった朝鮮人虐殺の犠牲者を悼む慰霊碑の建立を求め、高校生たちが21日、山中竹春市長宛ての要望書を市に提出した。 …

    高校生が朝鮮人虐殺の慰霊碑建立を横浜市に要望 | 毎日新聞
  • キャンパる:戦争続行を望んだ旧日本軍 慶大キャンパスの地下壕が教える歴史 | 毎日新聞

    慶応大学の日吉キャンパス(横浜市港北区)には太平洋戦争末期、旧海軍の連合艦隊司令部が置かれ、広大な地下壕(ごう)が建設された。この戦争遺跡から何が学べるのか。地下壕保存の取り組みを取材した。【大正大・赤野間妃葵(キャンパる編集部)、早稲田大・山ひかり(同)】 真夏でも寒い地下空間 「暗くて滑りやすい場所があります」。3日に開催された日吉キャンパスの地下壕見学会。事前に注意を受けて入った地下壕は、真夏なのに長袖でなければ寒く感じるほどひんやりとしていた。「深いところは地下30メートル、温度は年間を通じて18度ほどです」とガイド。コンクリート製の天井や壁。通路は2人で横並びになっても気にならないほどの幅があり、天井も一般家屋より高い。

    キャンパる:戦争続行を望んだ旧日本軍 慶大キャンパスの地下壕が教える歴史 | 毎日新聞
  • キャンパる:風化する記憶「ただただ悲しい」 樺太引き揚げ者が願う歴史継承 | 毎日新聞

    「終わらなかった戦争」がある。79年前の8月15日、太平洋戦争で敗れた日が降伏を宣言した後も、日の統治下にあった南樺太(現ロシア・サハリン南部)では、ソ連軍の侵攻によって地上戦が展開された。ソ連の軍隊と移民が押し寄せる中で、日人はどう暮らし、生き延びたのか。そして今何を思うのか。元島民に語ってもらった。【法政大・岩村凌(キャンパる編集部)】 押し寄せた兵士と移民 現在、北海道旭川市に住む石田アイ子さん(89)は、久春内(くしゅんない)村(現サハリン州イリインスキー)で生まれ育った。父親の仕事は板金業で、母親、祖母、6人兄弟の9人家族。アイ子さんは上から4番目だった。久春内は、南樺太の真ん中、北緯48度線付近にある人口3000人程度の村だった。オホーツク海に面した樺太は、冬場の寒さが厳しく雪が吹き付ける極寒の地。米が育たず、主は麦。生活は質素だった。 石田さんは国民学校4年生の時に

    キャンパる:風化する記憶「ただただ悲しい」 樺太引き揚げ者が願う歴史継承 | 毎日新聞
  • きしむ世界・国際秩序の行方:ラオスでうごめく北朝鮮ビジネスの影 ハッキングや資金洗浄の指摘も | 毎日新聞

    国連安全保障理事会(安保理)による対北朝鮮制裁決議への違反の有無を調べる専門家パネルが4月末に活動を終了した中、ラオスで活発化している北朝鮮のビジネスは、レストランやカラオケだけとは限らない。 <関連記事> ・北朝鮮 ラオスで高級カラオケ出店 露朝蜜月で制裁「骨抜き」に ・「外貨稼ぎ監視継続は不可欠だ」元北朝鮮制裁パネル委員・須江氏 「平壌から来た」と名乗った男性 首都ビエンチャンのタクシー運転手、チョーイ氏(仮名)は2019年ごろ、空港で30代くらいの男性客を乗せた。 「どこから来たのですか」と英語で問うと、男性は「コリア」と答えた。「コリアのお客さんはよく乗せます」。チョーイ氏が言うと、男性はこう応じた。「南じゃない。平壌から来た」。男性は北朝鮮出身で、英語名だと言って「ジョン」と名乗った。チョーイ氏はジョン氏を降ろす際、「必要な時は電話してください」と自身の連絡先を伝えた。 その後、

    きしむ世界・国際秩序の行方:ラオスでうごめく北朝鮮ビジネスの影 ハッキングや資金洗浄の指摘も | 毎日新聞