NASAの火星無人探査車オポチュニティーは、打ち上げ後10年近くに渡り火星を調査してきたが、この度これまで解析した中で最も年代が古いと思われるエスペランス6と呼ばれる岩の分析を完了した。 その調査で判明したことは、この岩には、「生命を支える可能性を持った水がかつて大量に流れた証拠となる粘土鉱物が含まれていた。」というもので、この発見は、過去10年の様々な調査の中で最大の発見であるという。 研究責任者の米コーネル大学のスティーブ・スクワイヤーズ氏は「水と岩との相互作用で岩の化学的性質が変化した。鉱物学的性質を劇的に変化させたことを示す強力な証拠だ」と話す。科学者らは、かつて、これらの岩にある割れ目を大量の水が流れ、異例の高密度で粘土が後に残されたと考えている。その水が中性に近い水素イオン指数(pH)環境の中で形成されていたこともわかった。 この画像を大きなサイズで見る スクワイヤーズ氏は「こ