Control Objectives for Information and related Technology / コビット / CobiT 企業・自治体といった組織のITガバナンス(注1)の指針として、米国の情報システムコントロール協会(ISACA)などが提唱するITガバナンスの実践規範のこと。フレームワークやガイドライン、成熟度モデル、ツールセットなどの一連の資料からなる。IT投資の評価、ITのリスクとコントロールの判断、システム監査(注2)の基準などに使われる。 古くは米国EDP監査人財団(EDPAF)が編集・発行したコントロール目標(control objectives)に起源を持ち、EDPAFの後身である米国情報システムコントロール財団(ISACF)がこれを34のITプロセス/5つのIT資源/7つのIT基準からなるフレームワークの形に整理して、1996年にCOBIT第1版とし