安重根石碑で摩擦=韓国、「犯罪者」発言に猛反発−中国も設置前向き ソウルの日本大使館前で、韓国の退役軍人によって掲げられた安重根の肖像=2010年3月(AFP=時事) 【ソウル時事】初代韓国統監の伊藤博文元首相を中国のハルビン駅で暗殺した独立運動家・安重根の石碑を同駅に設置する動きが中韓の間で進んでいる。慎重だった中国も前向きな姿勢に転じており、「中韓共闘」で日本に圧力をかけている形だ。「犯罪者」との日本政府の評価に韓国では猛反発も起きている。 石碑設置は韓国が中国に協力を求めていたが、6月に朴槿恵大統領が習近平国家主席に改めて要請。大統領は今月18日の楊潔※(※=竹カンムリに褫のツクリ)中国国務委員との会談で、計画が順調に進んでいることに謝意を示した。 中国は2006年にハルビン市内に建てられた安重根の銅像を撤去するなど、崇拝の動きに神経をとがらせてきた。韓国紙・朝鮮日報は「中国は日