印刷 沖縄県石垣市など3市町の教育長らによる教科用図書八重山採択地区協議会の会合が23日、開かれ、同地区の中学校で来春から使う公民教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版が選ばれた。委員8人の多数決で決まった。同県内で、つくる会系の教科書が選ばれるのは初めて。 3市町は石垣市と竹富町、与那国町。玉津博克・石垣市教育長が会長となった6月以降、教育委員会の指導課長ら5人を委員から外し、学識経験者ら4人を加えた。県教委が学校関係者を加えるよう求めたが、応じなかった。 育鵬社版は、つくる会を脱退した元会長らが編集に携わる。公民教科書では在日米軍基地の沖縄集中に触れつつ「戦後の日本の平和は米軍の抑止力に負うところも大きい」と紹介する。 関連リンク横浜市もつくる会系・育鵬社の教科書採択 来春から使用(8/4)〈MY TOWN神奈川〉教育委員会 教科書採択権限、行使に濃淡(8/1)中学教