トリニトロトルエン(trinitrotoluene、略称:TNT)[3]は、トルエンのフェニル基の水素のうち3つをニトロ基 (-NO2) で置換した化学物質。いくつかの構造異性体があるが、単にトリニトロトルエンといえば通常 2,4,6-トリニトロトルエン (2,4,6-trinitrotoluene) のことである。かつて、トリニトロトルオールとも称されていた。 もともとは、黄色の染料や化学の合成で使用する試薬として使用されてきたが、発明から30年が経過した後には安全で安価な爆薬として使用できることが判明した。