大学院の博士課程を修了した若手研究者「ポストドクター(ポスドク)」の就職難が問題となる中、静岡大は他大学出身者を含めたポスドク支援に乗り出す。10月に「博士キャリア開発支援センター」を新設し、インターンシップの仲介などポスドクと企業のマッチングに取り組む。名古屋大とも連携する。 センターには、特任教員ら5人を配置し、センターに登録したポスドクや博士課程の学生の相談に応じる。 センターは登録者の研究分野や特性を考慮し、3〜10カ月間のインターンシップ先を紹介する。受け入れは、東海地域の医療、環境、食品などのライフサイエンス(生命科学)企業が中心。すでにポスドク支援を行う名古屋大が持つネットワークも活用する。 インターンシップ事業と並行して、ビジネススキルや業界情報に関する研修も実施する。ポスドクに対する産業界の意識改革を目的に、企業展などでPR活動も展開する。 ポスドクは非正規雇用で