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ブックマーク / lessor.hatenablog.com (6)

  • 「福祉」が「福祉」の邪魔をする(1) - 泣きやむまで 泣くといい

    次年度からの療育に向けて、受け入れる子どもの基準を関係者で再考。 受け入れ幅を少し広げていく方向性を決めた。発達指数で言えば「下」に。 法人スタッフはもちろん、外部の関係者も「当にこれでいいのだろうか」と思っている。自分も思っている。 何度か書いてきただろうが、うちは数年にわたって「委託事業」として発達に課題のある子どもたちの「療育」をしてきた。地元に古くからある療育機関は比較的「障害」が重い子どもから受け入れていく。それで定員はいっぱいになってしまい、発達指数は「高い」けれども生活にさまざまな困難さを抱えるような子どもたちは療育に通えない。 だから、他では受け入れてもらえないような子どもたち(と家族)を支援しようと療育機関を作り、雇用対策なども活用しながらまずは自治体からの事業委託としてスタートしたわけである。順調に進んでいた。「委託」の間は。 委託期間が終わり、国事業に移行したと同時

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    Itisango
    Itisango 2012/09/25
  • 「現場をわかってない」にアカデミズムはどう対抗するか? - 泣きやむまで 泣くといい

    Twitterでも少し書いたけれど、再整理してみる。 覚えておきたい「橋下リテラシー」 http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20120115 予想するに、おそらく画面上で今後も大学教授や知識人は負け続けるだろうと思う。残念ながら「論理」や「実証」をもってしても、勝てる気がしない。たとえ議論で勝てることがあっても、テレビで勝敗を決めるのは視聴者なのだから。橋下氏は、あの口調であのテンポであの表情で余裕しゃくしゃくと上から下からしゃべり続ける。「自分は現場を知っている」と主張しながら。対戦相手は熱くなれば「痛いところを突かれたのだ」と視聴者に判断されるし、冷静であり続ければ「現場と同じ目線で物を見ていない」と判断される。どう転んでも、負けた印象はぬぐえない。 反橋下の人たちが考えたほうがよいと思うのは、これから国政も含めての彼の「暴走」にブレーキをかけたいのであれば

    「現場をわかってない」にアカデミズムはどう対抗するか? - 泣きやむまで 泣くといい
  • 「睡眠リズムは脳に大切」で終わらせたくない人たち - 泣きやむまで 泣くといい

    少し前に話題になりつつも、スルーしていたのだけれど、bem21stさんが紹介してくださっていたのをきっかけにちゃんと読んだ。 乳幼児期の規則正しい睡眠のリズムが脳機能の正常な発達に重要であることを実験的に証明しました http://www.pref.aichi.jp/0000042725.html 記事のタイトル通りならば、「まあそうなんじゃないの」で済む話。問題は、記者発表記事中に書かれている 不規則な睡眠のリズムが自閉症様の症状を引き起こす可能性がある の部分である。 これがどのように報道されたのかを、いまネットで読める限り読んでみたけれど、その多くが共同通信のものと思われる文章をそのまま載せているだけであった。以下は抜粋。 仙波りつ子共同研究員は「ヒトでも乳幼児期に早寝早起きの規則正しい生活をしないと、脳に障害を起こす危険性がある」と指摘している。 また、自閉症の人にみられる遺伝子の

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    Itisango
    Itisango 2011/07/07
  • 北欧の福祉だけ羨ましがるのはやめにしよう - 泣きやむまで 泣くといい

    北欧諸国が社会保障のモデルとされるのを面白く思わない人は多い。国土、人口、税金、わかりやすい比較ポイントが並べられて、「だから日では無理だ」と言われる。一方で、そうした福祉国家の成立条件うんぬんを言う以前に、社会保障の「手厚さ」が「甘さ」「ぬるさ」のように感じられて、批判したくなってしまう人々も多いだろう。 格差と貧困のないデンマーク―世界一幸福な国の人づくり (PHP新書) 作者: 千葉忠夫出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2011/02/01メディア: 単行購入: 21人 クリック: 616回この商品を含むブログ (5件) を見る このはデンマークの「福祉」に焦点を当てたものではない。著者は日とデンマークの架け橋になろうと長年にわたって尽力されてきた方である。彼によれば、デンマーク型の福祉制度を単純に輸入しようとしてもうまくいかない。しかし、その理由は前述したような論点

  • 「治るのか」という問いを問う - 泣きやむまで 泣くといい

    少し前に話題となり、既に叩かれまくっているようだけれど。 【解答乱麻】明星大教授・高橋史朗 豊かな言葉がけ見直そう http://sankei.jp.msn.com/life/education/100419/edc1004190041000-n1.htm もうどうしようもなく偏った内容で、これを読んだ子どもの保護者とか親類とかのたとえ1%でも全て鵜呑みにしてしまったらなどと考えると、ただ暗い気持ちになる。 こうした主張が繰り返されてしまうことを何が可能にしているのだろうか? ひっかかるのは「治る」ということの意味である。 「障害」と「病気」は違う、と言われる。 そして、病気は治るが、障害は治らない、と言われる。 この説明はよくわからない。治らない病気、があるのはよく知られている。 病気→障害の因果関係が言われることもある。 しかし、こうした単線的な理解は否定されてきたし、自分の関わるよう

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    Itisango
    Itisango 2010/04/24
  • 大氷山の一角 - 泣きやむまで 泣くといい

    車いす少女の中学入学を拒否…奈良・下市町、財政難理由に http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090404-00000525-yom-soci 奈良県下市町の町立小学校を今春卒業した、下半身不随で車いす生活を送る少女(12)が、入学を望んだ町立中学校の設備が不十分として、同町教委から入学を拒否され、養護学校への入学を勧められていたことがわかった。 両親が4日、記者会見し、「小学校の友達と一緒に入学させてやりたい。普通学級の方が子供のリハビリにもいい」と訴えた。 地方公務員の父親(51)や町によると、少女は出生時の脳性まひで下半身や右腕などが不自由。自分で車いすを使って少しなら移動できるが、通っていた同町立阿知賀小では介助員2人が付き添い、特別担任の元で学校生活を送った。 中学入学手続きの前に、医師や教諭らでつくる町教委の諮問機関・就学指導委員会(10人)で

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    Itisango
    Itisango 2009/04/05
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