テレビやDVD、またはインターネットなどでは、しばしばシンプルに大喜利での対決というものが行われている。それだけでなく、大喜利というのは非常に応用の利くコンテンツであって、例えばラジオのコーナー、雑誌の読者投稿コーナーなどなど、「大喜利」と名を冠していないものでも、底を除いてみれば大喜利であるものも多い。 そのように、コンテンツとしてメジャーになっていくと、技法というものが現れてくる。そして、大喜利で有名な技法に、わざとわかりにくく表現する技法がある。今回は、それについて考察していきたいと思う。 まず、その技法とは、どのようなものなのか、について解説していきたい。わかりやすく例を出す。お題として「あったら嫌な寿司屋」というものが出されていたとする。そして、それに対して「寿司ネタの下に入っているわさびが、緑の絵の具になっている」という発想の答えを出したいとする。 そうしてみると、まず表現とし