年末年始にかけてNTT DoCoMoによる3Gネットワークの障害話をよく耳にしたけど、これに関連したblog「レイヤー越えが出来ない人たち」、「レイヤバイオレーション」が面白かった。システムは階層化されており、各人(組織)が得意とする階層もあるが、システムの全体最適を考えると、階層の壁を越えて考えなきゃいけないという話と、実装のことを考えると、階層を守ることはシステムの複雑さを押さえる上で重要という話。これらは完全に直交する話ではないと思うが、この手の「木を見て森を見ず」という話を聞くと、「エンド・ツー・エンドの原則とIPv6」を思い出し、また読み返してみた。言うまでもなく「End-to-end原則」はインターネットを支える設計思想である。インターネットというかARPANETの初期の頃は、TCPとIPは分離されていなかった*1。再送のようなトランスポート機能が必要かどうかはアプリに依存する
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