今回はAWSに仮想プライベートネットワークを構築できる、VPC(Virtual Private Cloud)のつまずきポイントについて解説する。VPCでは、Webサーバー用の外部公開サブネットやDBサーバー用の内部サブネットなどを作成し、オンプレミスと同等のシステム構成を再現可能だ。 VPC内に配置したEC2インスタンスは任意のローカルIPアドレスを付与できるのも大きな特徴だ。作成したVPCと、自社やデータセンターをインターネットVPNや「Direct Connect」と呼ばれる閉域網接続でよりセキュアに通信させることも可能なので、AWSの導入を検討している企業から非常に人気の高いサービスである。 このように便利なVPCにも初心者がつまずくポイントが存在する。以降で解説する。 つまずきポイント1:インターネットから接続できない EC2インスタンスやRDSを起動すると、自動的にPublic
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