この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前回(「具体的に考える」ための五つの原則)は、ネガティブ特性の七つめである「抽象的、具体的でない、無責任」について説明した。ネガティブ特性は以下の通りである。 先を読まない、深読みしない、刹那主義 主体性がない、受け身である うっかりが多い、思慮が浅い 無責任、逃げ腰体質 本質が語れない、理解が浅い ひと言で語れない、話が冗長 抽象的、具体性がない、表面的 説得力がない、納得感が得られない 仕事が進まない、放置体質 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 駆け引きできない、せっかち、期を待てない 今回から、八つめの「説得力がない、納得感が得られない」について説明する。 自分の考えや行動を理解してもらい、承知させる 大辞林によれば、説得力とは「相手を納得させるだけの力。その力のある話し方や論理の展開のしかた」を