宇宙エレベーターの実現を目指している宇宙エレベーター協会では、11 月 12 日に宇宙エレベーターに関するワークショップを東京都千代田区の日本大学理工学部で開催する (クライマーワークショップの開催についてより) 。 2009 年より開始された宇宙エレベーター昇降機の技術競技会 (JSETEC) は、バルーンで吊下げたベルトやロープを昇り降りする宇宙エレベーターのモデルの性能を競うもの。毎年 2 倍の高度にアップしていっており、今年は 8 月に高度 600 m まで到達している。この高さまでの昇降にはそれなりのメカニズムや自動制御技術が必須だが、国内の大学や高専からのチームを圧倒的性能で制したのは、なんと女性一人で設計から製作まで行った個人のチームで、その上昇速度はなんと時速 60 km とこれまでのあらゆる記録を塗り替えるものだった (それまでの記録はミュンヘン工科大学の持つ 300 m