イスラマバード(CNN) パキスタンの首都イスラマバードで8月に10代のキリスト教徒の少女がイスラム教の聖典「コーラン」を焼却したとして拘束された事件で、地元警察は2日までに、少女を冒とくの罪に陥れるために証拠の捏造(ねつぞう)を行ったとして、イスラム教のイマーム(指導者)を逮捕した。 警察は8月、少女がコーランの文言を含む紙を燃やしたとの近隣住民の通報を受け、少女を逮捕していた。パキスタンでは反冒とく法に基づき、イスラム教やコーラン、預言者ムハンマドを冒とくした者に最大で死刑が科される。 警察によると、少女は事件当時2つの買い物袋を持ち、一方には灰が、もう一方には部分的に焼けた複数の紙が入っていたという。少女は料理用の燃料として紙を集めていた。少女の弁護士は、実際に少女が紙を焼いたところを誰も見ていないと主張している。 近隣住民は、少女の袋を持って、近隣の指導者を訪れた。指導者は、コーラ