はじめに 前回は、Linuxの認証基盤である「FreeIPA」について、IPAサーバ/クライアントの主なコンポーネントを紹介しました。今回は、実際にFreeIPAをインストールして、FreeIPAが持つ多くの機能のいくつかを見ていきましょう。 FreeIPAのインストール準備 まずは、FreeIPAをインストールする前準備として、手元のKVM環境にお試し用のipaサーバを構築します。 前回で解説したように、基本的にFreeIPAが管理するドメインにはKerberosでログインするため、他のKerberosで管理されていないドメインでなくてはいけません。DNSで正引き・逆引きが可能な必要があるので、libvirtのネットワーク設定を変更して、あらかじめ仮想マシンに対してdnsmasqが提供するDNSにipa.example.comとclient.example.comのエントリを定義しておき
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