4テラFLOPS(1秒間に4兆回の浮動小数点数演算を実行可能)のスーパーコンピュータが登場したのは2000年11月のことだった。今日ではこの速度は、最新版のスーパーコンピュータトップ500ランキングに入るための最低ラインでしかない。 スーパーコンピューティングには、今後数10年間における地球規模の気象予測や、地下にある油脈の発見といった難問に取り組むために複数の高性能コンピュータを使用しており、この分野の動きは非常に激しい。スーパーコンピューティングカンファレンスで年2回発表されるトップ500ランキングの最新版は、これまでで最も変化が激しいものとなっていると、ランキングを取りまとめた研究者らは述べる。 ドイツのドレスデンで開催されている「International Supercomputing Conference」(ISC)で現地時間6月27日に発表された最新のトップ500ランキングに名