はじめに 前回の「本連載の今後の展開」でも紹介したとおり、今回からはテーマごとに解説をしていきます。第2回のテーマは「オブジェクト指向プログラミング」です。 オブジェクト指向とは 書籍やWebなどでオブジェクト指向の説明を読むと「オブジェクト指向とは、オブジェクト同士の相互作用として、システムの振る舞いをとらえる考え方である。云々」とあります。これでは説明が変に難しく、身構えてしまうか方も多いのではと思います。 しかし、オブジェクト指向は人間が分かり易いように「現実世界のモノをそのままモデリングしたもの」であり、本来は理解し易いはずです。 現実社会のモノとは、例えば「会社」「社員」「飛行機」……「キャベツ」「大根」などもそうですね。このモノを言い換えるとオブジェクトとも言えます。 「オブジェクト」と「クラス」の違い 「オブジェクト」と「クラス」を混同しないように、その違いを簡単に説明してお