Disclaimer 本エントリーは、この夏 blackhat usa 2016で行われる予定の講演「NONCE-DISRESPECTING ADVERSARIES: PRACTICAL FORGERY ATTACKS ON GCM IN TLS」 のネタバレを含んでいます。現地で直接聞く方は読まないよう気をつけて下さい。 0. 短いまとめ 今回は短めにと思ったのですが、やっぱりそれなりの分量でした。なので短いまとめを書いておきます。 4千万以上のサイト対してAES-GCM使ったTLS通信の初期ベクトル(IV)データのサーベイが行われ、7万程のサイトでIVの値が再利用される可能性があることがわかりました。IVが再利用された場合、AES-GCMの安全性は致命的な影響を受けます。IVの再利用が判明した幾つか実装から既に脆弱性のアナウンスが出ています。 IVが再利用された場合、現実的にHTTPS
4. © 2015 Kenji Urushima All rights reserved. 3 • 最近のBEASTやHeartBleed、CA不正証明書問題など重大なSSL/TLS脆弱 性に対応するには、どのような設定をすればよいか? • CRYPTREC暗号リストと整合取りながら、暗号の難しい説明なしに、サー バー管理者に使ってもらえる、設定例を豊富に用意した資料 • サーバーの設定はどのように決めるのか – サーバー管理有識者の知見 – 暗号・プロトコルの研究者・有識者の知見 – 証明書発行サービス有識者の知見 – サーバー・クライアント製品の実装状況 – 市場での暗号やプロトコルの利用状況 – SSLサーバー証明書の選定 • 日々の脆弱性に対応する「意識高い系」サーバ管理者向け CRYPTREC/IPA SSL/TLS暗号設定ガイドとは CRYPTRECシンポジウム2015の菊池
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