systemdではユニット(Unit)という単位でサービスやソケット、あるいは他のユニットをまとめるターゲットなどを管理しています。ユニット設定ファイルはプレーンテキストで書かれていて、これをsystemdが解釈してサービスやシステムの起動・停止を管理しています。 ところで、サービス同士やサービスとその関連するソケットの間では、「あるサービスは別のサービスが先に起動していないと使えない」「このサービスはあるソケットを必要としており、これよりあとに起動する必要がある」など、アクティベート順序(起動順序)や依存関係があります[1]。これらのアクティベート順序や依存関係もユニット設定ファイルに記載されていて、systemdが解釈し、適切に実行していきます。 今回は、このアクティベート順序や依存関係について、systemdのユニットの設定ファイルで使われる基本的なディレクティブとその設定を調