昔のゲームはほとんどがパターンゲームだった。敵の出現パターンが毎回同じ。マップが毎回同じ。プレイヤーが全く同じ動きをすれば敵が全く同じように出現するので、毎回同じように倒すことが出来た。 アーケードゲーム史のなかでそれを最初に大きく覆したのが、『サイバリオン』(1988年/タイトー)だった。 このゲームのマップやシナリオは毎回ランダムである。当時、パターン化ゲームからの脱却とも言われた。このゲームをデザインしたのは、『バブルボブル』や『レインボーアイランド』の産みの親であるMTJさん(三辻富貴郎さん)だった。 三辻さんがこの『サイバリオン』の企画意図を、当時「ベーマガ」(マイコンBASICマガジン/電波新聞社)の連載記事のなかでこう語られていた。 従来のゲームのように敵の出現パターンなどを覚えてゲームをクリアして欲しいのではなく、プレイヤーがゲーム上のスキルを身につけて、そのスキルを磨くこ
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