宇宙船のまわりにバブルをつくり、外の時空を曲げることで瞬間移動を可能にするワープ・ドライブ。あの「スコット、転送を頼む」のスタートレック劇中世界が「死ぬ前に体験」できるかもしれません。 そう力強く語るのはNASAエンジニアリング理事会高度推進技術開発トップのハロルド・ソニー・ホワイト(Harold Sonny White)博士。博士のチームではワープが理論的に実現可能と考え、既にワープ・ドライブのバブルをラボで作ろうとがんばってるんですよ。 これは9月にその経過を発表した時の映像。 我々人類の宇宙研究はまだ原人レベルです。月面着陸、火星探査機着陸は達成しましたが、どこでもドアどころか近寄るとブーンと開く自動ドアで止まってて、あと千年続く宇宙の高度文明には程遠いものがあります。 今の推進技術では星間移動は不可能です。イオンスラスタや宇宙船船尾搭載の原子力エンジンなど、実験段階の技術をもってし