月探査機「LADEE」に搭載されたLLCD。LADEEは月面の大気や塵を調査する探査機で、2013年9月6日に打ち上げられた。画像は別の日本語版記事より 月や火星などで生活するには、空気や水、新鮮な野菜のほかに、なにが必要だろう? そのリストの上位に来そうなもののひとつが、信頼できるワイヤレス・インターネット接続だ。そして、米航空宇宙局(NASA)とマサチューセッツ工科大学(MIT)のおかげで、大きなデータの伝送や、高精細動画のストリーミングが可能になるかもしれない。 NASAとMITの研究チームは2013年10月、地球から38万km離れた月の周回軌道を回る探査機「LADEE」(Lunar Atmosphere and Dust Environment Explorer)との間で、宇宙通信の新記録を打ち立てた(日本語版記事)。 地球と月とのデータ通信が困難な理由 LADEEが搭載するレーザ
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