コンサルタントほど、ユーザー企業のIT部門やIT業界の人たちから広く嫌われている職業はないだろう。「うちの社長をたぶらかした」「いい加減なことばかり言う」「言うだけ言って、とっとと逃げる」等々。そんな罵詈雑言の嵐なので、私は少々気の毒になってしまうのだが、当のコンサルタント自身が「コンサルタントにろくな奴はいない」と罵ったりするものだから、もうわけが分からない。 今回は、そのコンサルタントにまつわる話で暴論してみようと思う。ただ、コンサルタント自身の話しではない。タイトルの通り、コンサルタントを「無責任な連中」と罵るコンサルタント以上に無責任な面々の話である。この「極言暴論」の以前からの読者ならお察しの通り、その面々とはシステム部長やIT部門の技術者、そして御用聞き商売のSIerの営業や技術者たちである。 一概にコンサルタントと言っても、担当領域は多様である。ここで想定するのは、経営課題の
![皆が大嫌いなコンサルタント、それ以上に無責任な面々のたわ言](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9e9129dd16d65921a3892d8e4a98362cce1265c0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F14%2F463805%2F030500027%2F8036645_s.jpg%3F20220512)