発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第602回目は『Ergastulum』を紹介する。 『Ergastulum』は、一人称視点で展開されるホラーゲームだ。プレイヤーが探索するのは、奴隷や化物達が収容される建物の地下である。入るたびに構造が変わる、自動生成されるマップを探索し、この地下から脱出することを目指す。この世界には、光の次元と闇の次元が存在しており、世界を行き来することになる。ちなみにこの次元の行き来は「催眠術」によっておこなわれるという。 闇の次元には、化物たちが徘徊しているが、本作はステルスホラーゲーム。つまり、敵と戦う術がないのだ。ではどうするのかというと、基本的には逃げることになる。物陰に隠れるだけでなく、物を投げたり音を立てて誘導をすることで、道を切り開く。またもうひとつの手段として、