「食べるべきか、食べざるべきか?」室内でも土足のままの米国では、食べ物が床に落ちた場合に5秒以内なら拾って食べてもOKという「5秒ルール」が広く知れ渡っている。もちろん、「落ちたら絶対に拾い食いはいけない」というばい菌嫌いの人も大勢いる。このほどコネチカット州の大学の研究チームがこの問題を科学的に調査したところ、なんと「30秒以上は大丈夫」という結果が出た。 研究をしたのはConnecticut CollegeのAnne Bernhard生物学准教授と4年生の学生2人のチーム。同大学のWebサイトに5月17日付で発表したリリースによると、なるべく実際の生活に近い環境で調査するため、毎日約2000人が行き交う学食のフロアと、学生センターのスナック売り場のフロアの2カ所で実験した。用意した食べ物のサンプルは、表面が濡れている皮をむいたリンゴと、表面が乾いているキャンディ菓子の2種類。それぞれ