世界のリーダーたちが声をそろえて、その戦略的構想や外交手腕を高く評価していた安倍晋三元首相の悲報に、家族の一員を失ったかのような衝撃を受けた。世界各国から弔意のメッセージが寄せられているそうだが、当然だ。私も、心からご冥福をお祈りします。 第1次安倍政権の時から、彼の発言を聞いて「自由を愛する愛国者」として尊敬していた。彼の純粋な笑顔と視線は、その誠実さと、日本という国家と国民に対する献身を物語っていた。 民主党のバラク・オバマ元米大統領は当初、安倍氏を「右翼」と警戒していたようだが、そのうち完全に信頼した。オバマ政権時代の2015年4月、日本の首相として初めて米上下両院合同会議で演説した。 安倍氏は、日米同盟を「希望の同盟」と位置付け、世界の平和と繁栄に指導的役割を果たすと訴えた。約45分間の演説中、10回以上のスタンディング・オベーションを受けていたぜ。 彼が2012年に発表した外交安