Comparative study of Japan and UK regulations on surface contamination density 辻村 憲雄 Tsujimura, Norio 放射性表面汚染に関してわが国の法令で現在定められている表面密度限度(放出核種に対して4Bq/cm、/放出核種に対して40Bq/cm)は、1950年代から1960年代にかけて英国原子力公社(UKAEA)のDunsterによって研究された誘導実用限度に基づくとされる。この誘導実用限度は日英両国でほぼ同じ時期に法令に取り入れられたが、それ以来、わが国では規制内容がほとんど変わらなかったのに対し、英国では過去数十年の間に幾度となく変更が加えられた。英国の最新の法令にあっては、表面密度に関する具体的な数値の要求は一切無く、原子力事業所は自らの管理基準を定めるなど自主的な対応をとることとされている。本